編集部では国内140社以上あるといわれる格安SIMのなかから、クレジットカード以外で登録ができる7社をピックアップして、支払い方法別に比較表にまとめました。
結論から言うと、クレジットカードなし登録できる7社のうち、銀行の口座振替にはすべて対応(ゆうちょ銀行の引き落としには3社が対応)しています。
「デビットカードが使える格安SIM」は6社が対応しております。
残念ながら、バンドルカードなどのプリペイド式カードが利用できる格安SIMはありませんでした。
格安SIMクレカ以外で登録できる9社
支払い対応状況の比較表
_ | 楽天 モバイル | UQ モバイル | OCN モバイル | LINEMO ラインモ | Jcom モバイル | mineo マイネオ | ahamo アハモ | povo ポヴォ | ワイ モバイル |
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名義違い口座振替 クレカ | 店舗受付のみ | ー 不可 | ー 不可 | ー 不可 | ー 不可 | ー 不可 | ー 不可 | 同意書 必須 | |
銀行口座振替 | MNPのみ | ー 不可 | ー 不可 | ー 不可 | |||||
ゆうちょ 銀行 自動振替 | MNPのみ | ー 不可 | ー 不可 | ー 不可 | ー 不可 | ー 不可 | ー 不可 | ||
デビットカード※1 | |||||||||
5G通信 | 無料 | ※2021年9月2日から開始 月額500円 | 無料 | 無料 | 無料 | 月額220円 | 無料 | ー 不可 | 無料 |
対応回線 | rakuten au | au | docomo | Softbank | au | docomo Softbank au | docomo | au | Softbank |
端末販売 | iPhone Android | iPhone Android | iPhone Android | なし | iPhone Android | iPhone Android | iPhone Android | なし | iPhone Android |
登録 手数料 | 無料 | 3,300円 | 3,300円 | 無料 | 無料 | 3,300円 | 無料 | 無料 | 3,300円 |
キャンペーンサイト | 公式HP | 公式HP | 公式HP | 公式HP | 公式HP | 公式HP | 公式HP | 公式HP | 公式HP |
口座やクレカの支払い名義が異なっても
申込できる格安SIMは3社
ほとんどの格安SIMは、契約者名義と支払い名義は同じでなければ契約することができません。
そのなかでも、例えば子供を契約者名義にして、親権者の銀行口座やクレジットカードで契約する。など、家族内であれば支払い口座の名義違いでも申込できるのが「楽天モバイル」「ワイモバイル」「UQモバイル」の3社です。
口座振替でゆうちょ銀行が使える
格安SIMはわずか4社
銀行口座振替は対応してても、ゆうちょ銀行が利用可能な格安SIMは、「楽天モバイル」「UQモバイル」「ワイモバイル」「ahamo」 の4社のみとなります。
そのなかで、 ゆうちょ銀行で申込する場合、楽天モバイルとワイモバイル、ahamoの3社にかぎっては、 新規契約・MNP転入の両方がオンライン手続きで対応可能。
「UQモバイル」に関しては、ゆうちょ銀行の場合、MNPの場合に限りオンライン手続きが可能となる。 つまり、UQモバイルの場合、ゆうちょ銀行を支払い口座にする場合の新規契約は、店舗来店が必須となります。
ゆうちょ銀行が使える4社
— | 楽天モバイル | UQモバイル | ワイモバイル | ahamo |
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申込方法 | オンライン OK | MNPはオンライン 新規契約は来店必須 | オンライン OK | オンライン OK |
契約者年齢 制限 | 年齢制限なし | 12歳から | 12歳から | 20歳以上 |
対応回線 | 楽天 au | au | Softbank | docomo |
登録手数料 | 無料 | 3,300円 | 3.300円 | 無料 |
端末販売※ | iPhone Android | iPhone Android | iPhone Android | iPhone Android |
公式HP | 公式HP | 公式HP | 公式HP |
デビットカードが使える格安SIM6社
初期費用0円は3社のみ
デビットカードで新規登録やMNP転入も登録できる格安SIMは現在6社(サブブランド除く)。
ただしデビットカードが利用できるのは、毎月の利用料の支払いのみ。スマートフォン端末を購入する場合は、どの格安SIMも、デビットカードの分割払いには対応しておりません。
そのため、回線契約と同時に「分割払い」で端末の購入を検討されている人は、デビットカードではなく口座振替で契約するしかありません。もしくは、デビットカードで端末だけ一括払いして回線契約するという方法となります。
デビットカードが使えるのは以下6社
― | 楽天モバイル | UQモバイル | LINEMO | JCOMモバイル | OCNモバイル | mineo |
---|---|---|---|---|---|---|
申込方法 | オンライン OK | オンラインOK | オンラインOK | オンラインOK | オンラインOK | オンラインOK |
契約者年齢 制限 | 年齢制限なし ※同意書必須 | 12歳から ※同意書必須 | 18歳以上 | 年齢制限なし ※同意書必須 | 20歳以上 | 18歳以上 |
対応回線 | 楽天 au | au | Softbank | au | docomo | docomo au Softbank |
登録手数料 | 無料 | 3,300円 | 無料 | 無料 | 3.300円 | 3.300円 |
端末販売※ | iPhone Android | iPhone Android | iPhone Android | iPhone Android | iPhone Android | iPhone Android |
公式HP | 公式HP | 公式HP | 公式HP | 公式HP | 公式HP |
デビットカード手続き前に確認する
2つの重要確認ポイント
デビットカードで格安SIMの契約手続きする前に絶対やるべきことは入金しておくことです。
その理由は、格安SIMの審査でカード番号の有用性を確認するために、少額を引き落としする場合があるからです。登録時にその引き落としできない場合は審査落ちとなるケースが可能性があります。
そのため、格安SIMの登録手数料がかからない場合でも、1000円~3000円程度の入金を手続き前に済ませておくことが大切です。
デビットカードが利用できない
格安SIM一覧
編集部の用途上、さまざまは格安SIMを取り扱うことから、デビットカード受付が不可もしくは、デビットカードが利用できなかった格安SIMを随時記録しております。※編集部で利用してるデビットカードの種類は楽天VISAデビットカードとなります。
デビットカード利用できない格安SIM
ビッグローブモバイル | 確認日:2021/8月 |
エキサイトモバイル | 確認日: 2021/8月 |
クレカなしで登録できる格安SIMの
ベストな選択方法
クレカなしの支払い方法で選ぶなら、回線契約も一緒に端末も分割払いでする場合は口座振替ができる格安SIMから選ぶ。
いっぽうで端末は不要な場合や端末は一括払いで購入してSIMだけ契約する場合は、デビットカードが利用できる格安SIMから選ぶことになります。
そのなかでも、選び方のポイントとして「コスパ」「通信速度」「通話品質」の 3つのうち、生活のなかで、なにを優先するかがポイントです。
コスパ重視なら通信1GBまで
完全無料の楽天モバイル
一言でいうと、通話が少なく、自宅のネット回線で利用できる人は非常にコスパがいい格安SIM。通信1ギガ以内なら月額0円というのがいちばんの魅力。外出先での動画さえ気をつければ月額無料で十分に利用することができる。通話の音声品質は不安定だが、ビジネス以外の普段の短い会話の用件ならまったく問題ない品質です。また付属説明書カラーで手順をおってわかりやすい。はじめてSIM交換する方も、設定が簡単にできる配慮も◎。
楽天は、他3キャリアのように建物内の電波に強い周波数(プラチナバンド)が獲得できていないため屋内の通信や通話が弱いことがある。そのほか、iPhoneとの通話アプリの相性がわるく、無料通話はアプリから発信した通話のみ。着信履歴から折り返した通話については一般料金となる。無料通話にするには着信履歴をみてダイヤルしなして発信しなければならない。
毎月の通信を1GB以内(約 映画1本分)にできればスマホ料金は毎月0円。浮いた費用を楽天証券の積み立て投資で運用すれば貯金が苦手な方でも将来の資金を自然に貯蓄することができる。プラス、楽天でよくお買い物される方はポイントUPとなるため、よく通販を利用される人には複合的に得られるメリットが非常におおきくなる。
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通信速度の速さとコスパも気になるなら
「LINEMO」か「UQモバイル」
支払い方法もデビットカードやMNP転入なら口座振替も対応できる。通信速度もマイページのターボ機能からON・OFFで節約モードへの切り替えが自在にでき、データを節約できるのはメリットがおおきい。auのサブブランドということもあり混雑時でも通信が安定しており、編集部が利用した地域ではpovoよりサクサクで安定性があると感じた。
特にデメリットということはありません。あえていうと、ミドルプランの容量設定がないため5GB~10GBを利用する人には、他の格安SIMとくらべて割高になる。また口座振替で、新規契約の場合はオンラインで対応できず、店頭窓口での手続きが必須となります。
データ節約モードへ切り替えが自由自在にできるのが非常に使い勝手がいい。低速モードの場合はデータはカウントされないため普段のWEBの閲覧やLINEのやり取りは低速モードで行い。必要なときのみターボ機能ONにすれば、通常利用でも月に3GBで十分足りるレベル。ちなみにインスタなど画像がおおいサイトは低速モードでは少しきびしく、YouTubeは画質のざらつきは気になるが視聴できるレベルです。
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通話品質とコスパを求めるなら
「JCOMモバイル」か「OCNモバイルONE」
支払い面ではデビットカードが利用できます。いちばんの魅力は通話専用アプリが不要な点と5分かけ放題が月額550円と安いこと。ほか格安SIMのように専用アプリの煩わしさもなく、これまでどおりの通話方法でクリアな音声通話が安く利用できます。オンラインで手続き料金も無料で名義変更に対応しているため、SIMが名義違いでMNP転入をことわられた方にも、適しています。
1GBと5GBの容量オーバーした場合、通信速度が200kbpsに制限される点。 300kbpsでギリギリニュースサイトや低画質のYouTubeが視聴できる速度のため、 200kbpsだとLINEなどのメッセージのやり取りができる程度の速度となるのはデメリット。せめて300kbpsはほしいところ。
狙いどころは10GB 2178円(税込)のプラン。現在12ヵ月はキャンペーン中で月額料金が割引となっています。このプランに関しては容量超過後の通信スピードが1Mbpsとなっており、超過後でも十分にWEBやスマホ動画を楽しめる速度です。また通話がおおいビジネス向けの格安SIMとしても適しており、5分かけ放題550円は業界でもTOPクラスの安さなうえ、専用アプリなしで音声通話の品質もいい。
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低速度通信の使い放題なら
マイネオ
支払い面ではデビットカードがつかる点がクレカをもっていない人にとってメリットとなります。いちばんの特徴は通信オプションのパケット放題Plusです。プラン料金とは別に毎月385円で通信が1.5Mbpsの低速で使い放題となります。 1.5MbpsはYouTubeならスマホサイズの画質でストレスなく視聴することができる。
1GBプランも1000円越えと他と比べて割高な印象もあるなか、これから主流となる5G通信も別途オプションで月額220円というのがデメリット。現在の1GBプランの料金くらいで、3GBくらい利用できるならパケット放題Plusとあわせて非常に利用価値がたかくなりそうだが…。
自宅にWifiがなく、空いた時間にたまに動画を楽しむ程度の人なら、1GBプランにパケット放題Plusをオプションでつけるとギガを気にせずに利用できるので、ゲームさえしなければ最適な格安SIMとなります。編集部としてはもう少し、プラン料金の値下げを頑張ってほしいところ。
料金が高くてもいいならサブブランドも!
デビットカードや口座振替が利用できる
携帯大手3社のサブブランドでも、デビットカードは利用できます。
オンライン申込の場合は、デビットカードは不可となっているが、クレジットカードのように入力すると実は申込することができます。ahamoに関してはオンラインでも口座振替に対応しております。
多少、月額料金が高くてもいいという人は、大手3社のサブブランドともいえる「ahmo」「povo」「Y-mobile」から選ぶとよいです。しかし、コスパという面では、やはり格安SIMには見劣りします。
抜群の通信速度と安定性
「ahamo」
支払い面ではデビットカードと口座振替はゆうちょ銀行も対応しています。月額2970円で5G通信もふくめて20GBまで利用することができ、データ超過しても1Mbpsで利用できるのもメリット。月額料金ないで5分以内の通話は何回かけても無料という点も非常にうれしいメリットのひとつ。
いちばんのデメリットはお問い合わせがオンラインチャットのみという点。こと細かい内容を伝えることができないことから、機械が苦手な人には注意が必要です。そのほか留守番電話サービスを提供していないことから、留守場電話サービスをよく利用するひとは要注意。
ひとり暮らしで自宅にネット回線がなく、ゲームや映画を頻繁にみない人は、ahamoをwifi替わりとして利用することができ、通信の安定性を最大限にいかすことができる。テザリングが利用できるので、パソコンやタブレットをつなげてインターネットを利用したり、万が一 データ超過しても1Mbpsで利用できるので、問題なくスマートフォンでの通信も利用することができる。
「総論」デビットカードや口座振替で申込できる格安SIMについて
このページの格安SIMの支払い調査内容は、すべて編集部が「楽天VISAデビットカード」での申込状況を確認して、情報は随時更新しております。
クレジットカードがなくても、デビットカードや口座振替を使って格安SIMに登録することは可能ですが、特にデビットカードの場合は以下2点の注意が必要です。
- 機種代金の分割払いはできない
- 契約手続きにかかる費用は手続き前に入金しておく
このページの情報は2021年8月時点のものです。常に情報は更新しておりますが、更新前に規約等が変更される可能性も考えられます。そのため、当ページの情報のもと、公式サイトでも内容を確認のうえお申込みをお願いいたします。
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