ドコモhome5G(HR01/HR02)を、楽天モバイルのSIMに差し換えて利用するメリットは以下のとおりです
- 使い放題で月額料金を落とすことができる
- 高速回線5Gが利用できる
- 毎月の通信量が楽天モバイルのアプリで管理できる
- 利用場所の制限がなく持ち運びが可能になる
- 最大64台まで接続することができる
などのメリットがあり、以下のような方におすすめのWiFiといえます。
- 美容室などのお店用のWiFiを安く導入したい方
- 工事なしで月額料金の安いWiFiを探している方
- アウトドアや移動中も利用できる高速WiFiをお探しの方
などに最適なインターネット回線となるかと思います。
本項では、ドコモhome5G(HR01)を楽天モバイルで利用するための設定手順と注意ポイントを図解でなるべく分かりやすく解説いたします。※調査したところHR02でも設定方法や手順は同じでした。
用意するもの
準備するものは当然ですが、ドコモhome5G(HR01/HR02)と楽天モバイルの物理SIMです。あと、ご利用する場所が楽天モバイルの対象エリアにはいっているか確認しておくことは必須です。
ドコモhome5G HR01/HR02どちらでも
home5Gの本体がない方は、メルカリやヤフオクなどで安く(HR01なら相場4,000円~6,000円程度)購入することができます。購入する際には、残債が残っていないか相手に確認することが重要です。
なお、ドコモのhome 5GにはHR01とHR02の2つのモデルがあり、主な違いは対応速度や接続の安定性です。
ただし、個人的には、どちらも5G回線が利用できるため価格差ほどの大きな性能差は感じません。home5Gの最大のメリットは楽天モバイルの5G回線が利用できる点にあり、それが月額3,000円程度でインターネットが使い放題ができるということです。
実際にエリア内であれば、HR01でもNetflixや、Prime Videoといった動画視聴やネットサーフィンがサクサク快適に楽しめています。
楽天モバイルSIM
キャンペーンサイトから申し込むとお得です。SIMは申込から1日~2日程度で届きます。eSIM(オンラインSIM)ではなく、物理SIM(SIMカード)で申し込みことが注意点です。
設定前に準備すること
設定時はWiFi環境が必要です。
home5Gに楽天モバイルを設定するには、LANケーブルでも可能ですが、本項はWiFiでの設定解説となります。
ドコモhome5Gをオールリセットしておく※必須
ココ超大事なのでお忘れなく!home5Gが新品未使用以外の方は、設定前にオールリセットをしておかないと、楽天モバイルのSIM設定ができない可能性があります。
home5Gオールリセットボタンの位置
HR01/HR02も同じ箇所にあります。
home5Gオールリセットの方法
爪楊枝などを利用して、home5Gの底部にあるRESETと書かれている穴を10秒以上押す
リセット完了すると3つのランプが同時に点灯するので、3つのランプが点灯するまで押し続けてください。
スマートフォンのモバイル回線をOFFにしておく
home5Gの設定画面はWiFiを使用して接続します。モバイル回線では表示できないため、勝手にモバイル回線に繋がらないようにオフにしておきましょう。
iPhoneの場合
Androidの場合
「モバイルデータ」をオン・オフする
※機種によって若干仕様が異なります
【 設定手順 】home5Gに楽天モバイルを設定する
前項の「設定前に準備すること」を終えたうえで次の以下の手順へ進んでください。
SIMの差込口とSIMの向きの確認用画像
注意点
- home5Gの電源を入れる前にSIMを差しておく
- SIMの向きは楽天ロゴをQRコード側に向けて差し込む
- 開通設定などは必要ありません
※home5Gで利用開始した時点で開通済になります
注意点
- home5Gの真ん中のランプが赤く点滅するまで待つ
初回WiFiのQRコードとパスワード
注意点
- モバイル回線ではなく必ずWiFiで接続すること
- 初回WiFi接続用のQRコードを読み込む
- スマートフォンのWiFiネットワークにSSIDが2つ表示された場合は必ず2.4GHzを選ぶこと
- WiFiパスワードはhome5Gに底面に記載されています
以下の「HR」からはじまるのがWiFiネットワーク名
home5G設定用QRコードの位置
注意点
- スマートフォンがWiFiで接続されているか確認する
※モバイル回線では詳細画面に接続できません。 - スマートフォンで左側のQRコードを読み込む
- 設定画面のログインパスワードとWiFiパスワードの違いに注意
- 設定画面のログインパスワードはhome5G底面に「初回ログインパスワード」に記載(画像の赤枠部分)
左上のメニュー→設定→モバイルネットワーク設定→APNプロフェイル設定を開く
注意点
- 【左上メニュー】→【設定】→【モバイルネットワーク設定】→【APNプロファイル設定】を開く
- 【✙新規】ボタンを押してから、新たに楽天モバイルのAPNを追加する(下の画像の赤枠部分)
以下の楽天モバイルのAPN情報を入力する
プロファイル名 | 楽天 管理しやすい名称でOK |
ユーザー名 | rm 空欄でもOK |
認証方式 | CHAP |
IPタイプ | IPv4/IPv6 |
APN名 | rakuten.jp |
パスワード | ご自由に 空欄でもOK |
IPタイプ | IPv4/IPv6 |
注意点
- 入力後は青丸にチェックをいれてから適用ボタンを押すことを忘れないこと(下の画像の赤枠参考)
- APN情報は楽天モバイルのSIMに同梱されているスタートガイドのP28にも記載されています
home5Gのランプが点灯してれば設定完了!
インターネットが利用できる状態です
注意点
- home5Gのランプの意味を覚えておくと便利です。
- 左のランプ=通信状況を示すランプ
青の点灯=5Gで接続中、緑の点灯=4G で接続中
青と緑の点滅=ネットワークを検索中
ランプがつかない=電源OFFかAPN設定エラー
- 真ん中のランプ=アンテナ状況を示すランプ
青色=アンテナ強度(強)黄色=アンテナ強度(中)
赤色=アンテナ強度(弱)赤色点滅(圏外)
赤色の場合はhome5Gの置き場所を窓際などに変更しましょう - 右側のランプ=home5Gの状態を示すランプ
青色=正常、黄色=ソフトフェア更新
黄色の場合は、背面の【REBOOTボタン】を1秒以上おして再起動してあげましょう
使えるのはわかるけど、本当に使える回線品質なのか気になりますよね?
ちなみに、筆者の田舎の環境ではドコモより速い回線速度でつかえています。
応用編 :車内や外出先でhome5Gを利用する
車内にコンセントがある方、コンセントがない場合は筆者のように、シガーソケットをコンセントに変換できるカーインバーターを利用すると、移動中も映画鑑賞や車内でのオンライン会議など高速WiFiだからこそサクサク利用することができます。
そのほかにも、
- 出張先ホテルやカフェで仕事をするとき
- アウトドアや合宿施設などで仕事をするとき
などなど、個人のプライベート回線を利用できるため、ポケットWiFiや、施設の無料WiFiとくらべてセキュリティ面でも安心して利用できるほか、回線速度も快速サクサクで利用することができ、外出先でも仕事効率を落とさずに作業をこなすことができます。
「最後に」設定時に筆者が迷ったことや、読者様からの質問
home5Gに楽天モバイルのSIMを設定する方法は、思っていた以上に簡単にできましたが、凡ミスで苦戦したところをQ&A形式で残しておきます。同じように苦戦した方に参考にしていただけたらと思います。
- なかなか詳細設定画面に接続できなかった
-
2つ原因がありまして、ひとつはhome5Gのオールリセットできておらず前の利用者の情報が残っていたことと、モバイル回線に自動接続されてしまっていたことです。
そのため、本項では事前準備にはオールリセットをすることを必須とさせていただており、設定時はモバイル回線をオフにするように案内しております。
- 楽天モバイルのAPN情報がどれが正しいのか分からなかった
-
home5Gを楽天モバイルで利用するのは、ドコモも楽天も推奨はしていないためサポート対象外です。
そのためご自身で調べるしかありません。インターネット上の情報は古い情報も混在しているため、利用する楽天モバイルのSIMのAPN情報があっているのか不安でした。
結論をいうと、ご自身のSIMと確実に合致したAPN情報は楽天モバイルのSIMと同梱されているスタートガイドに記載されている情報もしくは、スタートガイドがない方は、こちらの楽天モバイルのAPN情報が確実です。
- RakutenTurbo(楽天ターボ5G)とhome5G+楽天モバイルの違いは?
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楽天が出しているホームルーター楽天ターボ5Gとの違いは、月額料金と使い勝手の良さです。楽天ターボ5Gの月額料金は4,840円ですが、home5G+楽天モバイルは3,168円と月額料金が1672円も安いです。
そのほか、楽天ターボ5Gは契約住所以外で利用できませんが、home5G+楽天モバイル回線の組み合わせならどこでも利用することが可能になります。
ただし、楽天ターボ5Gは初期設定など必要がないですし、最初の6カ月は無料なので、自宅だけで利用する方や、設定が苦手な方、home5Gの購入費用を削減したい方は楽天ターボ5Gでもいいと思います。
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