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「本が読めない」「内容が入ってこない」集中力問題の原因と解決法

本と集中力

これは自分の知識にしてやろう!と魅力的な本を買ったが中途半端に読んで放置。

そして、つぎの本を買っては同じことの繰り返しで、どんどん山積みになっていませんか?

頭の中は、いつも「その本読まなきゃ‥」という言葉がのこり、モヤつき状態・・・。

実は筆者がそうでしたが、シングルタスクモードで解決できました。

目次

本を集中して読めない・文字がはいってこない原因

本の内容をスポンジのような吸収力で理解して、仕事やプライベートのスキルアップにつなげたい。

でも、読書をはじめた途端に 以下のような症状にお悩みの方もおおいのではないでしょうか。

  • 読書すると別のことを考えてしまう…
  • 本の文字が頭にはいってこない、内容が入ってこない…
  • 何度も同じ行を読んでしまう…
  • 数ページ読んだだけで眠気がする…

など、近年おおくの人々が「本を読めない」「文字が頭に入ってこない」という問題を経験しているようです。

この原因は、デジタル社会における情報過多が起因していると言われています。

情報過多と集中力の関係

情報過多とは、情報オーバーロードともよばれるデジタル社会の症状のひとつ。

一度に多すぎる情報にさらされることで、情報を適切に処理できなくなる現象をさします。

スマートフォンの普及により、わたしたちは一日中、情報をインプットしつづけています。起床してすぐに、ネットニュースやSNS、夜は寝付くまでNetflixやYouTubeなどの動画視聴・・・。

大量データを保存したスマートフォンのように、情報過多のわたしたちも同じように、メモリ不足な状態。

その結果、うまく目のまえの情報が処理できず、集中力の低下や疲れを実感している方もおおいのではないでしょうか。

参考文献:情報過多が意思決定の質と効率に及ぼす影響と時間

新工学研究および応用国際ジャーナル (IJLERA) ISSN: 2455-7137
第 05 巻、第 01 号、2020 年 1 月、PP – 53-58

情報過多を対策して、本を集中して読む方法

情報過多になりがちなデジタル社会において、本を集中して読むコツは「マルチタスクをやめること」です。

マルチタスクとは、複数のことを切り替えながら同時進行でおこなうことですが、そもそも人間の脳はひとつのことに集中することが得意とされています。

そのため、シングルタスクに比べて、マルチタスクで作業をするとパフォーマンスが低下することが、スタンフォード大学の研究を含め複数の論文でも示されています。

参考文献:スタンフォード大学の研究成果:重度のマルチタスク作業者はパフォーマンスが低下する

InfoQ

シングルタスクモードになる準備

特に情報過多の状態は、意識しなくてもマルチタスクに切り替わりやすい状態。

たとえば、本の内容に「メール」という言葉がでてきただけで、「メールの返信しなきゃ!」と判断して、本を読んでいるのにもかかわらず、思考は勝手にメールの返信内容をつくりだし、目の前のことに集中できなくなる・・という感じです。

このように、本を集中して読むには、思考がマルチタスクになるのを防ぎ、シングルタスクモードに切り替える必要があります。

そのための方法が以下3つ。

本の内容に興味はあるが「文字がはいってこない」「内容が入ってこない」という方は、ぜひお試しください。

1,読書をする時間をきめる
この時間は本だけを読むと時間を区切ることで、他のことに意識がいくことを防ぐことができます。最初は15分程度からはじめて、徐々に長くしていくことがおすすめです。

2,スマートフォンの通知音を消し、目の届かないところに置く
通知音を聞くだけでLINE!と思考が勝手に暴走することを防ぐためです。音を消しても画面がパッと明るくなるだけでも集中が切れてしまうため、通知をきって、机にしまうか別の部屋に置くことをおすすめします。

3,外部から情報のはいらない環境をつくる
周囲の話し声やテレビの音などでも思考は勝手に想像を繰り返してしまいます。周囲の情報が目や耳からはいらないような環境で読書をすることをおすすめします。

本を聞くオーディオブックなら読まなくても内容が理解できる

最先端の研究も盛んで、多くの優れた研究者と専門家が集まるカナダのUniversity of Waterloo(ウォータールー大学)の研究では、聴覚からのインプットが記憶に与える影響が視覚とほぼ同等であると報告されています。このため、オーディオブックを活用することは、文字で読むのと同じように学びを深める手段として注目されています。

オーディオブックは本を読むより内容が入りやすい理由

  1. 目の疲れを防ぐ
    オーディオブックなら目を使わないため、目の疲れに集中を奪われずにリラックスして内容を楽しむことができます。聴覚を利用するため、文字の大きさや読みにくさに左右されず本の内容に入ることができます
  2. 集中力を維持しやすい
    本を読む際、読み方がわからない漢字や専門用語に引っかかるたんびに集中力を奪われずにすみます。ナレーター漢字や専門用語をそのまま読んでくれるので、よりスムーズに内容へと没頭できます。
  3. スキマ時間を活用できる
    時間を気にせずに本を読むことができるのも利点です。待ち合わせの時間や、通勤電車の中をはじめ、ウォーキング中など、手が離せない状況でも聴覚なら簡単に利用できます。生活の中で少しでも時間を見つけて、知識を積み重ねることが可能です。

オーディオブックが気になる方はAmazonのオーディブルなら30日間無料お試しできるので、一度ご自身に合うか試してみてみるといいと思います。

Amazonオーディブル30日無料お試しキャンペーン

今の時代。意識してシングルタスクモードになる必要がある

情報過多になりがちな私たちとって、読書をするときだけでなく、仕事をするとき、なにかに集中したいときにはシングルタスクモードへの切り替え作業が必要だと考えます。

仕事をはじめたいけど、ついネットサーフィンしてしまう、別のことを考えてしまい思ったように仕事が進まない・・・。

これも、情報過多によるマルチタスクが原因。

いまのデジタル社会において、自分のパフォーマンスを発揮するには、スマートフォンのようにいらない情報はこまめに削除をして、目のまえのことに取り組む準備が必要ですね。ぜひ意識してみてください!

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