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お酒を飲んだ翌日の肌荒れ・毛穴の開きは決して気のせいではない事実

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老化が加速する前に知っておきたいお酒と美容の関係性。

お酒を飲んだ翌日、化粧のりが悪かったり、毛穴の開きが目立ち、肌荒れなどが起きる気がしませんか?

それは決して気のせいではなくアルコールが原因によるもの。

今回は、お酒と肌荒れの関係性と対策についてお話させていただきます。

アルコールは肌荒れの原因に大きな影響を与える可能性がある

お酒を飲んだ次の日、鏡を見てみると「いつもより毛穴が目立つ気がする」と感じたことはありませんか?実はお酒と肌の状態には密接な関係があることがわかっています。

そのためお酒を飲んだ後に感じる肌の不調は、もしかしたら気のせいではなく本当に肌がダメージを受けてしまっている可能性があるのです。

お酒を飲むことによって感じる肌の不調は人それぞれですが、毛穴の開きや乾燥、ニキビができやすくなるなどの症状が多く見られます。

飲みすぎで毛穴の目立ちや乾燥が起きやすくなる原因は?

しかし、なぜお酒を飲むと肌の調子が悪くなってしまうのでしょうか。お酒が肌荒れを起こす要因としては、以下の3つが主に知られています。

アルコールが肌荒れを引き起こすおもな3つの原因
  • アルコールの利尿作用によって体の水分が不足している
  • 体内で活性酸素が産生される
  • ビタミンやミネラルが不足しやすくなる

お酒を飲むと水分を取っている気持ちになりますが、実は体の中はカラカラ。お酒を飲むとトイレが近くなりますよね。

アルコールには利尿作用があるため、水分を取っているつもりでも体内の水分量はどんどん減っていきます。

「熱中症対策でお酒を飲んでも水分補給はできない」と言われるほど、お酒は体から水分を奪っていくものです。

体内の水分量が減ればもちろん肌に影響が出てしまうのは言うまでもありません。水分不足の肌は弾力が低下し、毛穴も開いて見えてしまいます。

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過剰なアルコール摂取は老化の原因となる活性酸素を産生する

また過剰なアルコール摂取は体内で活性酸素を作り出す働きがあることも有名です。(1アルコールは体内で代謝されアセトアルデヒドとなり、このアセトアルデヒドが体内で活性酸素を作り出します。

活性酸素といえば体をサビさせたり老化の原因になったりすることで知られていますね。活性酸素によりダメージを受けた肌は弾力が低下するので、肌のたるみや毛穴を目立たせてしまう原因となるのです。

ビタミン・ミネラルが不足し荒れやすい状態に。

またアルコールからアセトアルデヒドに代謝される際にビタミンB1が必要となるため、お酒の飲み過ぎによりビタミンが不足してしまう可能性もあります。この他ビタミンAや亜鉛なども不足しやすくなることが知られており、これらのビタミンやミネラルが不足することで肌が荒れやすくなることがわかっているのです。

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お酒を飲みすぎる人ほど「糖化(とうか)」を促進するリスクがある

「糖化(とうか)」という言葉を聞いたことがないでしょうか。活性酸素で体がサビると言われているのに対し、糖化は体をコゲさせるものとよく例えられます。

ふかふかの食パンを焼くとカチカチに固くなるのと同様に、私たちの体もコゲて弾力を失ってしまうのです。また糖化の過程でできた物質がシミやくすみなどを引き起こすこともわかっています。

糖化が進むことで私たちの体は老化が進んでいることになるのです。実は老化に大きく関係しているこの糖化にもアルコールが大きく関係しています。

お酒を飲むほどAGEsが蓄積され老化が進行することに。

摂取したアルコールは体内の酵素の働きによって悪酔いや二日酔いの原因ともされるアセトアルデヒドに変化するのはご存知ですよね。このアセトアルデヒドが体内のタンパク質と結合して糖化を起こしてしまうのです。

糖化によってできたコゲを難しい言葉でAGEs(エージーイー)とも呼びます。このAGEはもちろんお酒をたくさん飲む方ほど体内に多く蓄積していくものです。

飲酒の頻度が高い方ほど皮膚にAGEsが蓄積しやすいというデータも実際に発表されています。(3

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「甘いお酒」や「糖質がたかいお酒」ほど注意が必要

アルコールを飲みすぎは、肌の水分量が減ったり糖化が促進されたりすることがわかりましたね。

しかし、ひとくちにアルコールと言っても、種類によって肌への影響が大きいものと小さいものとがあります。肌へ影響をしやすいお酒には「糖質」が多く含まれていることが特徴です。

糖化を起こすには糖質が必要になるので、ビールの飲みすぎや糖質が多く含まれている甘いお酒などが肌によくないため、美容のためには飲みすぎに注意したいものです。

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女性は男性と比べてアルコールの影響をうけやすい

知らない方も多いのですが、アルコールの影響の受けやすさには男女差があります。一般に体の小さい女性の方がアルコールの影響は受けやすいのが特徴です。(2

なんとなく女性の方が男性よりもアルコールに弱いイメージを持っている方もいると思うのですが、実は間違っていないんですね。

女性は身体が小さい分アルコールを処理する働きが低い

女性は体の大きさが男性よりも小さい関係でアルコールを代謝する肝臓の大きさも小さくなっているため、男性より少ないアルコールの量で影響を受けてしまいます。

そのためお酒の席で男性のペースに合わせて飲んでいると飲みすぎてしまうことも。また体が小さいということは体内の水分量も男性より少ないとも言えます。

同じ量のお酒を飲んでも女性の方がアルコール濃度が高くなりやすいのが特徴です。

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顔が赤くなる体質もよりアルコールの影響を受けやすい

アルコールによる糖化のリスクに影響しやすい体質を見分ける方法の1つとして、お酒を飲んで顔が赤くなりやすいかどうかを見る方法があります。

顔が赤くなりやすい方は、アセトアルデヒドを処理する働きが弱い方です。なかなかアセトアルデヒドが代謝されないため体内にアセトアルデヒドが蓄積していく結果、顔が赤くなりやすくなるんですね。

顔が赤くなりやすい=体内にアセトアルデヒドが存在している時間が長いということですので、その分 糖化のリスクも高まるわけです。

すぐ顔が赤くなる方は、お酒の分、水を飲むなど飲みすぎに注意しながら付き合いましょう。

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美容と健康のためには「飲みすぎ」はダメ!水も飲みながら楽しむこと

白ワインや焼酎などのように色が薄く糖質が少ないお酒であっても、飲みすぎては元も子もありません。どんなに肌へ影響が少ないお酒であっても、飲みすぎてしまえば体に毒です。飲み過ぎにはくれぐれも注意しましょう。

お酒と同量の水を飲むことを意識する

お酒を飲むとアルコールの利尿作用が働いて、体が渇くことで肌が乾燥したり毛穴が目立ったりしてしまうため、飲んだお酒の量と同量くらいの水分を補給することが推奨されています。

またアルコール摂取によって不足しやすいビタミンやミネラルを補うために、サプリメントを活用するのもよいでしょう。マルチビタミンとマルチミネラルが一度に取れるサプリメントを使うと便利です。

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お酒による肌荒れを引き起こさないために

お酒を飲んだ翌日に肌の調子が悪い、毛穴が目立つような気がするというのは決して気のせいではありません。

アルコールによる利尿作用によって体の水分が減ることで、肌が乾燥することで毛穴が目立ちやすくなってしまうのです。

また色が濃く糖質の多いお酒を飲むことで糖化が進み老化につながってしまうことも知られています。

アルコールで一度受けたダメージを修復するのはなかなか難しいため日頃からお酒を飲みすぎないこと、お酒を飲むときは水分を多めに取ること、そしてできるだけ色が薄く糖質の少ないお酒を飲むことが重要です。

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参考文献

(1 谷合麻紀子.(2018年) "アルコール性肝障害の現況," The Japan Society of Hepatology,59 巻 7 号,

(2 公益社団法人アルコール健康医学協会「女性と飲酒」

(3 Fumiyuki Isami,1 Brett J. West,2 Sanae Nakajima,3 and Sho-ichi Yamagishi4.(2018年) "Association of advanced glycation end products, evaluated by skin autofluorescence, with lifestyle habits in a general Japanese population," J Int Med Res,46(3): 1043-1051.

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ライター : afrevi

あふれ美コラム